Part1：Wikiを使ってみよう

　Wikiはオープンソースと称されるソフトウェアのコーディングを公開しているプログラムです。Wikiは実にさまざまな言語で開発されていますが、PerlやRubyなどの言語で記述されているCGI（Common Gateway Interface）が基本と言えます。CGIは、利用している人の書き込みなどにより動的にHTMLソースを作り出すことができるため、Wikiの迅速な更新を可能にしています。また、PHP（Hypertext Preprocessor）で作成されているWikiもあります。こちらも動的にHTMLソースを作成するのですが、CGIに比べサーバの負荷を軽くするという特徴があり、Wikiの中でよく知られているPukiwikiはPHPで作成されています。

　Wikiは、コンテンツマネージメントシステム（Content Management System。以下CMS）の1つです。CMSは、画像や文章といったコンテンツをデータベースで管理します。ユーザから要求があったときに、それらのコンテンツをテンプレートに合わせてレイアウトするHTMLファイルを自動的に作成し、表示します。

　そしてページの更新は、Webブラウザだけで行うことができます。さらに、インターネットに公開されていれば、誰でもWebブラウザからページを更新することができます。

　また、CMSの特徴である、プラグインを組み込むと簡単にその機能が追加できる仕組みもWikiは持っています。